卓抜した手腕でチームを日本シリーズに導いた中日ドラゴンズの落合監督。だが唯一、選手たちが眉をひそめるのが「おっかあ」こと信子夫人の存在だ。
「チーム内では“総監督”と呼ばれています。今年もCS優勝が決まった後、当たり前のようにビールかけに参加していた。選手の家族の参加も一応許可されていますが、毎回のことにさすがにナインもシラケていましたね」(球団関係者)
5回プロポーズしてようやく結婚、中日監督を引き受けたのも「おっかあ」のゴーサインだったという落合監督にとって、信子夫人はなくてはならない存在だろう。しかし、「情」を見せずに「理」を追求する指揮官としての姿勢と明らかに矛盾していることに、選手たちは割り切れない思いを抱いているようだ。
※週刊ポスト2010年11月12日号