選手としては三冠王を3回、監督としてはリーグ優勝を3回と、どちらをとっても素晴らしい実績を残している現中日ドラゴンズ監督・落合博満氏。だが、落合監督の長兄・落合一男氏は「弟は選手としてより監督としての才能に恵まれている」と言い切る。
「博満は野球を知っているし、人間のこともよく知っている。だから人間関係をうまく維持しながら長いシーズンを通して戦うにはどうすればいいのかが分かるし、ブレないんです。現役時代に銭ゲバのようにいわれたのも、誰かが最初にやらなければならんこと。大きな壁を壊したという意味で、果たした役割は大きかったと思っています」
※週刊ポスト2010年11月12日号