体調不良により活動休止することが明らかになった中森明菜(45)だが、この10年、発表される楽曲も数少ないカバーアルバムなどに限られ、メディアへの登場も以前とは比べるべくもないほど減った。
そんな明菜が起死回生を期して臨んだのが、今年7月のパチンコ台の発表会見。
「売れてた明菜ちゃんの時代の曲が、いっぱいはいっています」
会場を沸かせようと精一杯に語った明菜だったが、ノースリーブの黒いワンピースから伸びる手足は見るからに細く、その激やせぶりは痛々しいほどだった。明菜はこのころすでに、極度の体調不良に悩まされ、担当医から無理をしないようにいわれていたという。
「そもそもパチンコ台のモデルになることを引き受けたのも、聖子さんが進出していない分野だったからでした。明菜ちゃんの中にはいまでも、『聖子さんに負けたくない』という思いが生きている。
ドクターストップを押してまでパチンコの会見をこなしたのも、その思いからでしょう」(レコード関係者)
かつて明菜はラジオ番組でこう話していた。「引退コンサートなんかやりたくない。なんとなくいなくなるほうが私に合ってる」。
そんな言葉が現実になるなどとは思いたくない。ファンは明菜の復帰を心の底から願っている。
※女性セブン2010年11月18日号