沖縄県尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件のビデオ映像がYouTubeに流出。神戸海上保安部の海上保安官(43)が自らの関与を認めたが、海保が撮影していた残る3時間分のビデオには、未だ隠された映像があるとされる。
【船長逮捕の映像】
「体当たりを繰り返したとき、船長が酒を飲んでいたことは中国側船員の証言でも明らかになっています。海保の保安官が漁船に乗り移ったときには、船長は泥酔状態でひとりでは立てないほどだったそうです」(国会で公開されたビデオを見た民主党議員)
中国漁船の船長は釈放後、中国に帰国すると、日本の海保に立ち向かった“英雄”として迎えられた。実際には泥酔状態だった映像が中国で流されれば、その“伝説”は崩れ去るに違いない。
【船長による侮蔑ポーズ】
「船長は『よなくに』に衝突したのち、甲板で指を突き上げるようなポーズをとって、海保側を侮辱したといわれています」(同議員)
【海上保安官の落水】
「海保関係者によれば、漁船に乗り移ろうとした保安官が、中国側の妨害によって船から落とされたそうです。落水した保安官に対し、船員が棒を投げ込んだシーンがあるとい われます」(同議員)
石原慎太郎東京都知事は「側聞した情報」として、「落水した保安官に、中国の船員が銛を突きつけたらしい」と語ったことがある。また、漁船は一時、落水した保安官に向かって舵を切ったという情報もある。
菅首相はそれと知りつつ、大国・中国の機嫌を損ねまいと、船長を釈放したあげく、ビデオを機密扱いにしたわけだ。
※女性セブン2010年11月25日号