宇多田ヒカル(27)が、ツイッター上で、自身のベストアルバムについて「買わなくていい」という趣旨の発言をしたことに対し、和田アキ子(60)は10月31日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で、「同じアーティストというかシンガーとして、いうことじゃない」となどといい放った。和田アキ子が宇多田に噛みついた裏には、39年の積怨があるという。
ある芸能関係者はこう話す。「和田さんは、宇多田さんというより、彼女のお母さんの藤圭子さん(59)に複雑な思いがあるんです」
それは1969年ごろのこと。和田は、藤の元夫である前川清(62)に恋心を寄せていたという。
「当時レコード会社が同じで、和田さんは『どしゃぶりの雨の中で』、前川さんは『長崎は今日も雨だった』が大ヒット中でした。“雨”つながりで一緒にキャンペーンを回ることが多かったんです。
そんななかで、和田さんは前川さんに惹かれていった。深夜のドライブなど人目を忍んでデートしていましたが、お互い一気に売れっ子になったこともあって、その恋は残念ながら実らなかったんです」(前出・芸能関係者)
そして前川は1971年、藤と電撃婚をする。
「わずか1年で夫婦生活は破綻するんですが、ツーショットでの離婚会見では、その理由さえ互いに“なんだっけ?”というほど乾いた関係でした。そして後になって藤さんは“ふたりでいること自体が疲れた”と、結婚生活を振り返ったりしていました。
和田さんにとって前川さんは、後にも先にも芸能界で唯一恋をした相手。ずっと忘れられない人でした。その彼を汚されたという思いがあるんでしょう」(別の芸能関係者)
もっとも宇多田自身は、藤が前川との離婚後再婚した宇多田照實氏との間の子供。それでも「藤の娘」という事実が、地雷を踏む結果になったのかもしれない。
※女性セブン2010年11月25日号