私のクリニック目白の院長、平田雅子さんによると、「最近は、がんをはじめ多くの病気が早期発見できれば治す方法はいくらでもあります」とのこと。特に日本人女性に増えている乳がんの早期発見に役立つ、自分でできる「乳がんチェック」の方法を紹介する。
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日本人女性に急増中といわれる乳がん。しかし、早期発見できれば治る可能性も大きい。そのために必要なのが自分でできる乳がんチェック。自己診断を行うのは月1回で、乳腺の腫れが少ない生理後1週間以内がおすすめ。
1.鏡の前で乳房を確認
鏡の前で、腕を下ろした状態で左右の乳房の形を比較し、皮膚のひきつれやくぼみ、赤みがないか確認。次に、手を上げた状態で同様の確認を。
2.乳房をさわってチェック
入浴時、石鹸のついた指の腹を滑らせ「の」の字を描くように、しこりがないか、乳房の内側、外側、わきの下のリンパ節などに腫れがないか確認を。
3.つまんで分泌物をチェック
親指と人差し指で乳房や乳首をつまんでしぼるようにし、乳首から血液や黄色い分泌物が出ないかチェック。また、乳首にただれやかさぶたなどがないかも確認。
【こんな症状があったら病院へ】
・くぼみ ・しこり ・赤み
・ひきつれ ・異常な分泌物 ・腫れ
乳がんは体の表面に近い部分に発生するので、自分で発見できる数少ないがんのひとつ。しこり、くぼみ、腫れ、赤み、ひきつれ、異常な分泌物があるようなら専門医できちんとした検査を受けること。
これらの症状が出ない乳がんもあるので、何もないからといって安心するのは禁物。特に40代以上の女性であれば、年に1度の検診などを継続して受けることも大事。
※女性セブン2010年11月25日号