東京都港区の一等地に建つ3階建ての一軒家。3階のベランダには元気に吠え回るかわいらしいチワワの姿があった。
表札には“TAKAOKA”の文字。高岡早紀(37)の自宅だ。そして、この豪邸がいま、高岡早紀とその前夫・保阪尚希(42)の対立の争点となっている。
土地・建物の登記簿謄本を見ると、次のような記述がある。
・9月28日にこの土地・建物を“強制競売”にかけることを東京地裁が決定。
・翌29日、保阪が土地・建物を差し押さえ。
・10月27日、さらに都税事務所が土地・建物を差し押さえ。
258平方メートルの土地に建てられたこの家は、高岡と保阪が結婚して4年目の1999年に、ふたりで購入したものだ。当時で2億円以上はしたという。
その後、離婚時に保阪が財産分与として持っていた8分の5の所有権を高岡に譲渡している。同時に保阪と高岡のふたりで借りた1億4500万円のローンの負担は高岡側が引き受けることになった。
近所の住人によれば、現在ここには高岡と3人の子供、母親、さらに高岡と事実婚状態にある6才年上の青年実業家の6人が住んでいるという。
その家がなぜか次々と差し押さえられているわけだが、都による差し押さえは税金の滞納が原因。すでに払い終え、11月11日には都の差し押さえも解除されている。となると、残る問題は保阪による差し押さえの件だ。前述したように登記簿謄本によれば、この自宅の土地・建物の所有者は現在、高岡本人となっている。
公認会計士・山下勝矢氏はこう話す。
「なぜ、所有権のない保阪さんに差し押さえができるのかというと、彼が高岡さん母娘にお金を貸しており、それが返済されていないからだと考えられます。保阪さんは高岡さんにお金を貸していることを証明する公正証書もしくは何らかの証拠を持っているのでしょう」
当時、円満離婚を強調していたふたりだが、いまごろになって金銭トラブルが勃発していたのだ。
※女性セブン2010年12月2日号