食欲全開の秋から、体に溜め込む冬へ。ここで何とかしておかないと、お腹まわりがかなりやばくなる! 本誌記者が、お金をかけずにすぐ始められるといういま話題の「脳ダイエット」を実践してみた。
早食いかつ食べすぎの記者。そこで、デジカメや携帯電話のカメラで、3食はもちろん、間食からお酒のつまみまで、食べたものをすべて撮ることから始めた。すると「結構、食べている」ということに気づく。食事が半分終わり「まだ食べられそう」と思ったとき、食事前に撮った写真を見直してみる。
「これが全部、私の体にはいったら確実に体重増だな」との思いから、ご飯を半分残すことに。視覚に訴えることで、自然と食事の量が減った。1週間で1.5kg減!
空腹、満腹という感覚をつかさどっているのは、胃ではなく脳。食欲を理性で抑えるのは難しいが、脳をだます=うまくコントロールすることで、食べすぎを防ぐことができる。方法は簡単。“ゆっくり食べる”“自分が食べている量を記録して確認する”だけで、自然と食欲が抑えられる。
『脳をダマせばこんなにやせる』(小学館)の著者で脳ダイエット提唱者の医学博士・米山公啓さんはいう。
「どれだけカロリーを摂取し消費したかを計算するのは難しい。それよりもデジカメなどで1日のメニューを撮影したものを見るほうが、直感的に“食べすぎた”と認識できます」
ツイッターを利用し、食べたものをつぶやくことで客観的に食事内容を把握する方法も有効な手段です。
※女性セブン2010年12月2日号