夫婦のかたちも様々だが、あらゆる夫婦バトルのエピソードが、漫談家の綾小路きみまろに、メールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、生保勤務のご主人(37歳)と奥様(38歳)の「かさぶた取り&日焼けの皮剥きフェチ」のエピソードだ。
見た目も実際も本当におしとやかな妻です。ところが、かさぶたに異常な興味を示すんです。本人によると、「気になるの! 私の手で剥がしたいのよ!」。同じように、陽に焼け、所々剥けている腕の皮にも「綺麗に剥がしたい!」と大コーフン。
妻を愛する僕は夏になると、ゴルフや海水浴で体を焼き、妻に皮剥きをさせます。痛いですが、妻のために我慢です。ただ、かさぶたは、怪我をするわけにもいかないので、無理。
妻はというと、電車に乗っていて、足などにかさぶたがある女性を見ると、「すみません!」と近付いて、「我慢できないんです。取っていいですか?」。当然、いわれた方はビックリですよ。
僕も愛する妻のためです。「ここではなんですから、食事でもしながらどうでしょうか?」と誘うのですが、電車が止まったとたん、夫婦共々、駅長室に引っ張って行かれたこともありました。
でも負けません。これからも彼女に協力するつもりです。愛する妻のためですから。
※週刊ポスト2010年11月26日・12月3日号