11月23日夕刻、北朝鮮軍による攻撃で始まった韓国軍との砲撃戦。突然の砲撃は今後、日本に、韓国に、そして世界にどのような影響を与えるのか。北朝鮮にとっては、日本もまた敵国のひとつ。隣国で戦端が開かれれば、戦火は日本にも及びかねない。
だが、北朝鮮情勢に詳しいジャーナリスト、惠谷治氏が語る。
「仮に今回の衝突が北朝鮮と韓国の全面戦争に発展すれば、アメリカほかの介入によって、金正日率いる北朝鮮が崩壊するのは火を見るより明らか。三男への体制継承を前に、金正日がそんなことをするとは思えません」
とはいっても北朝鮮のいままでを考えれば何が起きても不思議ではない。戦線が拡大しないことを願うばかりだ。
※女性セブン2010年12月9日号