京都市東山区の南座で上演中の『吉例顔見世興行』は、市川海老蔵(33)の事件もどこ吹く風、連日満員の大盛況となっている。観客から拍手喝さいを浴びているのは、海老蔵の代役となった片岡仁左衛門(66)と片岡愛之助(38)。
だが、その京都・南座へ海老蔵の父・市川團十郎(64)が謝罪に訪れた際、新たな火種が生まれたようだ。
「父親の團十郎さんが謝罪にいらしたんですが、なんの理由があったのかわかりませんが、仁左衛門さんに直接会わなかったという話も出ています。だいたい、海老蔵の代役なんて、誰が好き好んで引き受けますか? しかも稽古は3日しかありませんから。そもそも代役はできて当たり前、できなかったらぼろくそいわれるわけですよ。
それを仁左衛門も愛之助も人がいいから引き受けた。歌舞伎界全体のことを考えて、これ以上のイメージダウンを避けようと決心してくれたんです。事件のことで、海老蔵は毛筆で書いた“わび状”を愛之助さんに送ったようですが、仁左衛門さんは相当怒っていると聞きました」(南座関係者)
12月5日、南座正面に掲げられていた海老蔵の名前が書かれた「まねき」が撤去された。南座で公演中に看板が外されるのは異例のことだった。
※女性セブン2010年12月23日号