ライフ

「不倫絶対許さん!」妻が手渡すGPS機能付き携帯電話にご用心

 探偵たちの「不倫現場の押さえ方」が進化している。「絶対に許さない」…妻から探偵会社の分厚い報告書を突きつけられ、夫は下を向くしかない。ジャーナリストの沢野竜一氏が、恐るべき探偵の調査力をレポートする。

************************ 
 どんな時に妻(夫)たちは、探偵事務所に駆け込むのか。探偵業35年のベテラン、東京経営調査(東京)の高橋新治社長が解説する。

「まず週2回求めていたのが、最近では月1回に減ったとか、この頃、構ってくれなくなったといった、配偶者の『変調』に気づくところから始まるケースがやっぱり一番多いですね。そのうち帰宅時間が遅くなったり、金遣いが荒くなったり、服装が派手になるなど、生活のリズムの『乱れ』が目につくようになると、疑念はさらに深まっていきます」

 最近では携帯電話のメールや着信履歴から不倫がバレるケースが最も多いと、高橋氏は言う。休日出勤や残業、接待ゴルフと称して、実は不倫相手とデートしていた、などというのはよくあるパターンだ。

 そんな時、GPSが威力を発揮する。探偵歴20年の平松直哉・平松総合調査事務所代表(大阪)の話。

「調査対象者の運転する車の底の鉄板やナンバープレートの後ろに、磁石やマジックテープで取り付けます。会社のオフィスやゴルフ場に行くはずなのに、車が逆の方向に走っていれば、すぐにおかしいと分かる。ただし第三者が設置するのはプライバシーの関係で問題なので、依頼者であり、車の共同所有者でもある妻(夫)に貸し出して、取り付けてもらいます」

  GPS機能を搭載した携帯電話も浮気探索に欠かせないツールの1つだ。神奈川県の探偵会社が明かす。

「例えば『今使っている携帯は古くなったから、新しい機種に取り替えれば?』とか言って、GPS機能付きの携帯電話を夫(妻)に買い与える。実はそれに、子供や認知症で徘徊する老人のために使うような位置確認サービスも契約しておく、というわけです」

 不倫相手と人目を忍んで密会しているつもりが、自宅のパソコンですべて監視されているというわけだ。

※SAPIO2010年12月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン