毎月最終土曜日、日本最大のゲイタウン・新宿二丁目(東京)にほど近い歌舞伎町の風林会館には、女装を好む男性「女装子」(じょそこ)が集まる。マツコ・デラックス(38)やミッツ・マングローブ(35)の登場で、女装子の認知度が高まったいま、人気急上昇中の女装イベントに直撃取材!
お邪魔したのは、都内最大規模の女装イベント『女装ニューハーフ プロパガンダ』。彼女たちは思い思いにドレスアップし、ボックスシートで談笑している。気に入った曲が流れると、「キャーッ」っとキャットウオークに上り、踊り始める。曲は昭和歌謡からロック、アニメソングまでさまざま――3年前からスタートしたこの会は、誰でも参加自由。入場者数は毎回300人を下らない。
洋服はいま風のギャルファッションに水着、セーラー服も人気。多くはしまむらやフリマで買って、出費を抑えたおしゃれを楽しんでいる。「最近は女装タレントの人気で、会に参加する人数も増えました」と話すのは、主催者のモカさん。女装するからには同性愛者?と思ったら、実はそうでない人も。女装歴2年の男性(年齢内緒、会社員、東京都在住)は妻公認。
「浮気されるよりましっていってます。写真見せたらひかれちゃったけど(苦笑)」。でも、家族や恋人には内緒という人がほとんど。また、某有名大学在籍の由衣さん(20・男)は「女装子って学歴高い人多いですよ」とも語る。そんな彼女たちが口をそろえるのが、「友達が増えてよかった!」だって。
※女性セブン2010年12月23日号