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再婚相手に「経済的安定」「父親になって」求めるのはダメ

現在、結婚するカップルの4組に1組が再婚だという。離婚が増えたがゆえに再婚も増えているという現実はあるが、だからといって誰もが簡単に次の結婚を決められるわけではない。将来や経済的な不安を感じ、再婚を考える一方で、子供のことや、もう失敗したくないという思いから、立ち止まる人も多い。

そんな中、する気はないと思っていたのに結果、再婚したというのは、『だめんず・うぉ~か~』(扶桑社)で人気の漫画家、倉田真由美さん(39)。再婚した叶井俊太郎さん(43)は、バツ3で女性経験600人という男性だ。

借金もあり、再婚する相手にしては、メリットよりもデメリットのほうが大きいのではと周囲の人は噂したが、現在1才になったばかりの娘も生まれ、元夫の長男と合わせて4人家族になった。

倉田さんが離婚したのは、2001 年。シングルマザー歴8年の間に、4、5人の男性と恋愛した。本気で好きになった男性もいたが、一緒に暮らしたい、再婚したいと思った人はいなかったという。それは、倉田さん自身が仕事をして、長男を抱えて母子が生きていけるだけの経済的な基盤があったせいもあるだろう。最初の結婚はいいものではなく、「独身になって“恋愛する切符”をもらえたのに、なぜわざわざ再婚するのか」とずっと思っていたという。

だからこそ再婚にまつわる「経済的な安定」を求める気持ちや「父親になってほしい」といった打算的な考えは再婚には禁物だといい切る。「一生、この男でもいいかなというような相性のいい男に出会えたので、子供ができたこともあって入籍することにしたんです。息子にいい父親をつくってやるためだけの再婚なんて、相手の男をなめてる。そう思わないですか」

それと同時に、倉田さんは語気を少し荒らげて、こう続けた。「子供って自分の体の一部みたいに大事なもの。自分自身と切り離せないでしょ。子供がネックになるのって、キミの右手が気に入らないんだよね、といわれているようなもの。そんな人は再婚相手になるはずがない」(倉田さん)

倉田さんにとっての再婚は、子供の父親探しでもないが、子供ごと自分を愛してくれる相手だったということだろう。

※女性セブン2010年12月23日号

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