「変化の大きいいまだからこそ、元気になった女性が周囲にそのパワーを還元してあげてほしいんです」
そう話すのは、作家、エッセイストの蝶々さん。彼女はコピーライター兼銀座ホステス時代に書いていたブログ『銀座小悪魔日記』が話題を呼び、2002年に作家デビューした。そして、このほど、激動のこの時代、どうすればすべての女子が明るく幸せになれるかを語った本『アタラシイ女子の光!』(2000円、小学館)を出版。
「お母さんが家の中の太陽だったら、夫や子供を悩みから救えるはずだから。家庭や周囲を明るくすること、女が女として欲張りでかわいくすることは罪ではなく、国を明るくするいちばん賢い方法だと思うので」
でも、いまさらかわいげを見せるには少々勇気がいる人も多いはず…。何かおすすめのテクニックは?
「みんなまじめに考えすぎなんですよ。例えば、旦那さんが疲れて帰宅してきたら“お疲れさま”“おかげで生活ができてます”などのねぎらいの言葉をかけるとか。スーツを新調したら“惚れ惚れしちゃう”とか“かっこいいね!”とか、単純なことを、軽くいっちゃえばいい。最初はびっくりするけど、絶対悪い気はしないはず」
加えて、子供の前で立ててあげること。家庭内の居場所をつくってあげることが大事だという。
「旦那が弱くて…っていう人も最近多いんですが、逆に『ハイパーな私についてきてくれてありがとう』って思わなきゃ(笑い)。要は、ノセ方次第ですよ!」
これからの混沌とした社会では、いままでの常識が通用しなくなってくる。だからこそ、柔軟で再生を許す女性の力が握ってる、という。
※女性セブン2010年12月23日号