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年賀状メールで送ってOKな人とはがきで書くべき人の境界線

 年賀状をメールで出す人が年々増えている。確かに宛名書きやプリントの手間も省けるし、エコにもなる。コミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子さんによると、以下のようなメリットがあるという。

・電話での挨拶or何も出さないよりはいい
・パソコンや携帯の通信料以外、お金がかからない
・「出すのを忘れていた!」そんな人にも早く対応できる
・写真、ムービー、音楽をつけられる

 でもメールの年賀状ってはがきの場合のように基本ルールが明確でない分、時として相手に失礼な思いを与えかねない。前出・杉山さんによるとデメリットは以下のとおり。

・相手によっては「軽く見られている?」と受け取られる
・例年、年賀状をくれる相手に年賀状メールを送ると、「正式の挨拶ではない」「失礼だ」と思われる場合も
・携帯の場合、絵文字を多用すると子供っぽいと敬遠される

「メールとはがき、どちらで年賀状を送ったらその人が喜ぶか想像し、見極めてください。たとえば日ごろ忙しい人は、あなたがメールで出すと“私も来年からそうしようかな”と気が楽になるかも。また、“もう出すのをやめようかな?”と迷う相手に、メールで反応を見てみるのも手です」と杉山さんもアドバイス。

 では、メールで送ってもいい人、送ってはいけない人の境目は?

「親しい友達やふだんメールでやりとりをしている相手には、メールでもOK。仕事関係の知人には、携帯メールでなく、パソコンメールを送りましょう。お世話になっている相手や目上の人、義理の親やきょうだい、親戚等は、はがきが無難ですが、写真を付けたメールと両方出してみるのもいいですね」

 送るのが簡単な年賀状メール。でも、どうやって心を込めたらいいのだろう。

「年賀状メールは、はがきと違って基本的に他人の目にふれることがないので、“あなただけに送っているメッセージです”というスペシャル感を出しやすいツール。たとえば習っている外国語で挨拶する、家族やペットの写真を添える、相手に日ごろ感謝していることを告白するなど、いろいろ試してみてください!」

※女性セブン2010年12月23日号

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