綾小路きみまろさん(60)が、「バカ息子バカ娘」をテーマに、今年何かと話題になった“引きこもり”と“でき婚”を皮肉った自作川柳を披露してくれた。
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【引きこもり やめた途端 すぐ身ごもり】
「引きこもり」と「できちゃった結婚」も多いようです。
「きみまろさん、聞いて! うちの娘の場合は両方なの」
自分の部屋で一日中、パソコンをいじったり、レディースコミックを読んでいる娘。
「せめて映画でも見てくれれば、評論家になれるのに」
それは引きこもりじゃなくって小森のおばちゃま!
「旅行に連れていくのがいいかしら」、娘さんを連れて全国各地に。
「もっと活発になってほしいわ」、静岡の御殿場(おてんば)へ。
「イタズラするぐらいの子でないと」、大分(おいた)へ。
でも佐賀と京都はダメ。佐賀は女の性(さが)に苦しみ、京都は占いで凶と出ます。そんなお母様のお願いが通じ、娘さんは引きこもりをやめ、外に出るようになりました。
ところが半年もしないうちに「ゲボッ!」、食べた物を吐き出す娘さん。「つわり?」ピンときたお母さんは問い詰めます。
「あ、相手は誰? 誰なの! この前、家に連れてきたあの男の子? 黙ってちゃわかんないわよ」
避妊しなかったのに否認する娘さん。
あまり責めては、好転した娘さんとの関係も、もとの木阿弥になると、ここがグッと我慢のご両親。
「おめでとう! アナタもママになるのね」
娘さんの告白によれば、やっぱり相手はこの前、会った男の子。
「ああ、娘に“外に出ろ”といい続けてきたけど、彼にもいうべきだった“外に出せ”と…」。
反省しきりのご両親なのです。
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号