処女作『KAGEROU』が発売され、話題を呼んでいる水嶋ヒロ(26)。絢香(22)と交際6か月で入籍したのは4月。この入籍は、所属事務所に内緒の事後承諾という“既成事実婚”だった。
「はっきりいって彼女(絢香)がやろうとしていたことは、日本の音楽界、芸能界のルールを無視したものと批判されました」(音楽関係者)
批判されたのは既成事実婚だけではない。結婚会見で発表した歌手活動休止も、その年の事務所との契約満了をもって退社したことも。活動休止にもかかわらずすぐに個人事務所を設立したことも。
夫の水嶋はその9か月後に退社を発表することとなるが、それもシナリオ通りだったと、あるテレビ局関係者が話す。
「水嶋さんは“事務所と方向性が違う”とよくいっていました。水嶋さんは映画や舞台とか、ドラマをやるにしても社会派作品に出演したいと思っていたんですけど、事務所は王道のトレンディードラマをやってほしかった。絢香はそんな夫の不満を聞いて、“それならふたりで独立しよう”となったんです」
9月、水嶋が所属事務所を辞めた際、「水嶋ヒロ活動休止」「芸能界引退へ」「作家転身」と大きく報じられた。それを受けて、翌日の新聞では円満退社が伝えられたが、翌々日になって、夫婦がそろってテレビを通じて「水嶋ヒロは俳優をやめない」などと反論した。
また、前出のテレビ局関係者はこう話す。
「絢香はもちろんこれからも歌をうたっていきたいし、体調を見ながらということでしょう。そしてヒロも、どこかで作家と芸能活動の両立は考えていると思いますよ。ただ、いままで彼と彼女を育てた人に対して、あんな風に独立してしまいましたからね。『KAGEROU』にしたって多くの手直しをしていることも出版社側が認めていますし、ふたりは四面楚歌状態でしょうね」
頼ろうにも、周りには味方をしてくれる大人はほとんどいない。
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号