「皮のむき方がこんなに奥深いなんて…」「もう普通にはむけない!」
ツイッターにこんなつぶやきが続々と書き込まれるほど、いま、みかんの新しいむき方が、話題になっている。ブームの元は『あたらしいみかんのむきかた』(1050円、小学館)という本。11月16日に発売されるやすぐに増刷になり、アマゾンの書籍売上ランキングでも堂々6位(12月12日付)、一部書店で品切れ状態という大ヒットになっているのだ。
みかんの皮をむくだけ――なのだが、あ~ら不思議、うさぎをはじめとする十二支から太陽、さらには恐竜のネッシーまで、これはもう芸術!というしかない。
用意するものは、小さいはさみ、カッター、つまようじや竹串、油性ボールペン、消しゴム、それにみかん。
作者の岡田好弘さんに聞いてみた。
「上下、前後、左右すべての面にあらかじめ赤で十字線を入れておくと線を描きやすい。描き間違えても、消しゴムの角で少しずつていねいに消せば大丈夫です。こまかい部分をむくときは、つまようじや竹串を使い、皮と実の間にある白い繊維を切りながらむくとうまくいきます」 この冬休みはますますこたつから出られなくなりそう?
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号