「婚活」という言葉がブームになって久しい昨今、出会いがなかったり多忙な子供の代わりに、親たちが積極的に婚活を始めるようになったという。そして、日本各地で開かれるようになったのが「親の代理見合い」だというのだ。
22日に『結婚の学校』(幻冬舎)を刊行予定で、いままでに2万件近くの夫婦相談を受けてきた、夫婦コンサルタントで『東京家族ラボ』主宰者の池内ひろ美さんはこう分析する。
「晩婚化が進んでいるのは、恋愛にオクテな“草食系男子”や、結婚や出産よりも仕事を優先するキャリア志向の女性が増えたためです。最近は、昔のようにお見合い話をもってきてくれる世話焼きおばさんもいなくなりました。もちろん本人同士が好きな人を見つけられるに越したことはありませんが、親が積極的にならざるをえない状況になってきています」
約1年前に母親が婚活イベントに出席したことがきっかけで公務員の男性(46)と結婚したAさん(39)はこう語る。
「最初はもちろん“あり得ない!”と思いましたよ。結婚したくないわけじゃないけど、自分で婚活パーティーに出席するほど積極的になれなくて…。でも結果的に気が合う男性と結婚できて、いまは良かったかな〜と思ってます。自分だったらルックスとかに騙されちゃうけど、冷静な親の目で選んだから堅実な結婚ができたのかも」
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号