「美人すぎる××」が乱立し、雑誌やネットで「美人すぎる××特集」が組まれたり、AVでも「美人すぎるシリーズ」が登場するなどの社会現象は、どう受け止められているのか。東京、大阪で300人街頭調査を行なうと、意外な反応が浮かび上がった。調査結果を発表する。
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調査は昨今メディアを騒がせている代表的な「美人すぎる××」を12人選び、300人を2つのグループに分けて行なった。12人の顔写真に加え、「美人すぎる××」という“肩書”と名前を見せて選んでもらうグループ(150人)と、“肩書”なしで女性の顔写真だけを見てもらって、選んでもらうグループ(150人)だ。設問はズバリ、「本当に『美人すぎる』と思うのは誰か?」。3人までを選ぶ複数回答とした。すると興味深いことに、「肩書きを見せた場合」と「見せない場合」でランキングに変動があったことである。
【肩書きを「見せた」場合の「美人すぎる」ランキング】
1位:松井冬子(日本画家)
2位:ティモシェンコ(ウクライナ首相)
3位:大向美咲(海女)
4位:涼風花(書道家)
5位:宮本笑里(ヴァイオリニスト)
【肩書きを「見せない」場合の「美人すぎる」ランキング】
1位:松井冬子(日本画家)
2位:小正裕佳子(NHKアナ)
3位:ティモシェンコ(首相)
4位:藤川優里(市議)
5位:大向美咲(海女)
海女の大向美咲さんは肩書きを見せると、5位から3位に浮上したのだ。「肩書き」が「美人度合い」に影響力を与えていることが見てとれる。
※SAPIO2011年1月6日号