仕立ての良さそうな濃紺のスーツ、きちんと整えられた白髪からは上品さがうかがえた。その男性の手をギュッと握っている女性は、女優の斉藤慶子(49)だった。
2010年も押し迫ったとある夜、ふたりは人通りもまばらな高級住宅街をゆっくりと歩いていた。タクシーが来るのを待っている様子だが、タクシーがなかなか通らない。しかし、その間何度も見つめ合い、車の往来など二の次のようだった。やがて、1台のタクシーが停車。男性だけが乗り込んだが、その直前、どちらからともなく顔を寄せ合って、そっと唇を重ねた。ドアが閉まり、発車したタクシーを、斉藤は名残惜しそうに見つめていた。この男性は、いったい何者なのか?
「広告代理店社長のAさんですよ。都内一等地の高層ビルにオフィスを構えています。年齢は63才になったばかりのアラ還ですが、紳士的な雰囲気で女性にすごくモテるんです」(A氏の知人)
A氏は、2009年度の売上高約130億円、純利益約5億円を誇る会社の代表取締役社長。自身も“資産140億円”というほどの大金持ち。いま斉藤がもっとも心を寄せている男性だ。
※女性セブン2011年1月6・13日号