9年来の仲だというマツコ・デラックスさん(38)と中村うさぎさん(52)、2010年の総締めに“本音トーク”を展開した。
* * *
東京都の石原慎太郎知事が12月3日に、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になりすぎている」と近年の“おネエブーム”を批判する発言、さらにその4日後、発言の真意を問われ、「(同性愛者は)どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょ。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言したことについて。
マツコ:「私、別にテレビにオカマが出すぎてることをいわれているのに関しては怒ってないのよ。オカマが好きな人もいれば、嫌いな人もいるし、オカマがメディアに出てることをよしとしない人がいるのは当然だと思ってるから」
うさぎ:「自由だからね、それは」
マツコ:「ただ、遺伝子の話は、おまえ知らねえだろう、って。あの人が遺伝子のスペシャリストで、長年研究したうえで“ゲイっていうのは遺伝子がおかしくて欠陥品だ”というのが証明されてるんだったら、まあいいけど。
でも別にいいの、私自覚してるし、欠陥品だって。人にどう思われるとか、人と何かの勝ち負けを競って生きてるわけじゃないし。ほら、そういう競うみたいなところに対して理解が不足してるっていうか競う相手がそんなにいないじゃない」
うさぎ:「でも、競う相手がいないっていうけど、まっとうなゲイとして生きることで、競うっていうのはあるじゃんよ、モテを競ったりさ」
マツコ:「私はガチでその勝負をしたことがないんだよね。勉強もしてこなかったし。だから一歩でも隣の人に勝たなければいけないという、真剣勝負を私はたぶんしたことがないんだよね」
※女性セブン2011年1月6・13日号