年末年始に急性アルコール中毒で搬送された人を年代別にみてみると、20代が断トツだという。アルコールは摂取量により、死亡することもあるので、無理にすすめないなど、いっしょに飲む人にも注意が必要だ。
もし、過度の飲食により酔っぱらってしまった場合は、酔った人をひとりにしないよう、誰かがつき添うこと。酔った人が意識のない状態で吐いた場合は、嘔吐物がのどにつまって窒息する危険がある。
その場合は、体を横向きにし、頭を反らせ、気道確保するとともに、嘔吐物が自然に流れ出るよう、上側の手を顔の下に入れると、口が床に向き、姿勢も安定する。また、長時間同じ姿勢が続くと、血液の循環が悪くなるので、約30分おきに向きを変えるといいようだ。そして、反応がなくなった場合は、119番に通報し、心肺蘇生を始めることも忘れずに。
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号