家計簿を節約に生かすにはどうしたらいいの? ベストセラー家計簿『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2011』(小学館・500円)著者のカリスマ講師・細野真宏さんがレクチャー。
【Step1 いまこそ“手書き”が○】
細野さんがすすめるのは“手書き”。「勉強と同様で、自分の手で実際に書いたほうが頭にはいりやすいんです」。また、貯めるために重要なのは“毎日家計簿をつけること”。「ダイエットで毎日体重計にのって体重をチェックしないとついつい気がゆるんで太ってしまうのと同じように、家計についても、毎日考える習慣がないと財布の紐はゆるんでしまいます」。
【Step2 特別出費は考えない】
月の終わりに収支(=収入―支出)を計算するときにはひと工夫を。「支出には旅行代や誕生日のプレゼント代など毎月必要ではない”特別出費”がありますが、この“特別出費”を除いて考えることが重要」。”特別出費”も含めて考えてしまうと、例えば旅行に行った月とその翌月の出費を比べたとき、節約できていなくてもガクンと減っているように見えてしまう。「例外的で高額な“特別出費”を除いた支出で毎月比較すれば“家計の実態”をしっかり把握できます」。
【Step3 削れる出費をあぶり出す】
“家計の実態”を把握したら、具体的に「生活費」「固定費」を見直して何を削るべきかを考えよう。固定費とは、水道代や電気代、電話代など1か月ごとに支払うことが決まっている出費。生活費とは、食費や日用品費、交通費など毎日の生活でかかる出費。例えば、「生活費」のうち食費5万5500円を5万4500円に削っただけでも、1年間続ければ(12か月分の)1万2000円節約したことになる。「生活費」と「固定費」で合わせて1万円削ることができれば1年間では12万円に!
※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号