40代の乳房は、内部にある乳腺が萎縮し脂肪に置き換わるため全体にやわらかくなり、垂れやすくなる。同時に皮膚も伸びてしまうことも多いという。成城松村クリニック院長の婦人科医・松村圭子さんはこう説明する。
「乳房を支える各組織にはたらきかける栄養素を積極的に摂取すれば、胸のハリを保てます」
乳房を下垂から守るクーパー靭帯という繊維はたんぱく質性。皮膚のハリを保つにはコラーゲンも欠かせない。
「女性ホルモンのひとつ、エストロゲンはコラーゲンを生成しますが、更年期になると急激に減少します。大豆などに含まれるイソフラボンは、エストロゲンと構造が似ていて体内にはいると同じようなはたらきをするので効果的。大豆食品なら植物性たんぱく質も摂取できます」(松村さん)
納豆なら1パック、豆腐なら3分の1丁で1日の必要な量を摂取できるからお手軽だ。
「美胸を作るためにも、40代からはもっと和食を楽しみたいですね」(松村さん)
※女性セブン2011年1月6・13日号