女優・酒井和歌子(1949年生まれ)は子役を育て上げることで有名な劇団『若草』の出身だ。同期に柏木由紀子などがいる。お嬢様アイドルとして大人気だったが、2002年段階では独身だった。その理由を追った。(週刊ポスト2002年8月30日号より)
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彼女の名が世に知られるようになったのは、加山雄三の相手役として『若大将』シリーズの2代目マドンナ役として出演してから。そして、「カゼ、いやーね」のキャッチコピーが流行した武田製薬の風邪薬ベンザのCMが、お嬢様アイドルとしての人気を決定的なものとした。
その後、テレビの青春ドラマで活躍。やがて舞台へと飛び出していく。だが、私生活はというとまったくヴェールに包まれたままで、2002年には独身だった。
ベテラン芸能ジャーナリストがいう。
「酒井の家はお父さんが厳格というか、とにかく酒井を離したがらない。それに酒井も自己主張が強いタイプではありませんから、父親を説得してまで恋に走ろうという情熱はないまま今日まで来てしまったようです……」