1979年には6代目『クラリオンガール』に選ばれ、CMやグラビアでブレークした“元祖グラビアアイドル”烏丸せつこ(1955年生まれ)。巨乳ブームの先駆けともいわれ、ポスターの盗難が相次ぐなど、その存在は社会現象にもなった。年の差婚でも話題になったが、その後の人生は波瀾万丈だった。(週刊ポスト2002年8月30日号より)
* * *
「『クラリオンガール』に選ばれた3年後に21歳年上の敏腕映画プロデューサー・T氏と、“できちゃった婚”。1983年に長女、1990年には次女が生まれ、夫婦仲も抜群でおしどり夫婦と呼ばれていたんですが……」(芸能記者)
だが、T氏の手掛ける映画がことどとく失敗。1992年に2回目の不渡りを出すとT氏が経営していた会社は倒産。1億2000万円にものぼる烏丸の自己負債を含め、総額7億5000万円もの負債を抱えて自己破産。
「世田谷の庭付き50坪の豪邸も差し押さえに。その後にT氏は債権者とのトラブルで逮捕されたんですが、その時すでに印鑑をついた離婚届を烏丸に渡したそうです」(当時のT家の知人)
一家4人の生活を支えるため、一度は引退した芸能界も復帰したが、2001年11月、遂に19年間の結婚生活にピリオドを打った。