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もちが喉につまったら「背部叩打法」か乳児なら胸部を圧迫

 お正月といえば「おもち」のシーズンだが、東京防災救急協会の石原剛さんによると、「もちを食べる機会が多いこともあり、年末年始は、窒息事故が増える傾向にあります」とのこと。特に食べ物がのどにつまりかけたときに、“むせる” 反応が弱くなっている高齢者に、窒息事故が多いよう。窒息事故を防ぐためには、もちや肉片などを小さく切って食べやすい大きさにすることや、お茶や水でのどを湿らせながら食べるなどの工夫が必要だが、それでも、のどにつまらせてしまった場合は、以下の対処を行うこと。

 まず、せきをすることが可能であれば、せきをさせる。せきもできず、顔色が急に真っ青になったような窒息状態の場合は、「背部叩打法」を行う。

「背部叩打法」の手順は以下の通り。やや後方から胸、または下あごを支えて、苦しんでいる人をうつむかせ、もう片方の手の付け根で、肩甲骨と肩甲骨の間を4~5回、強くたたく。口の中を見て、異物が出てきたら取り除けばOK。

 1才未満の乳児の場合も、同様に「背部叩打法」を行うが、それでも出ない場合は、乳児を仰向けに床の上に寝かせ、乳首と乳首の間の胸部を4~5回圧迫すると異物が出ることが多い。

※女性セブン2010年12月31日・2011年1月1日号

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