ビジネス

世界的金融緩和で今後2~3年の間にミニ不動産バブル到来説

 世界的な金融緩和が続き、当面は低金利が続くと予想されている。住宅購入を考えている人にとっては追い風に映るかもしれない。 果たしてこの先、住宅価格はどうなるのか。住宅ローンなどに詳しい「家計の見直し相談センター」の藤川太氏が解説する。

 * * *
 近年の景気のリズムからいえば、古くは1987年のブラックマンデー、1994年のメキシコ通貨危機、1997年のアジア通貨危機、そして2001年からのITバブル崩壊、2007年のサブプライム・ショックに端を発した金融危機……と長くても7年に1回は経済ショックに見舞われている。

 これを当てはめれば、遅くとも2014年には再び危機が到来する可能性があるといえるだろう。

 ただ、見方を変えれば、この2011年から13年にかけて景気は上向くと見ることもできる。なにしろ先進国は一斉に金融緩和策をとり、溢れた資金が株式市場や不動産市場に向かい、金融バブルが起こる可能性が高まっている。

 今後2~3年の間に“ミニバブル”となってもおかしくないだろう。そして、2011年はその兆候が見られる年になるのではないかと見ている。

 2~3年先まで見越せば、現在はまだ買いやすい水準といえるかもしれない。だからといって、十分な頭金も用意できず、無理をして住宅ローンを組まなければ買えないような人は購入を見送るのが賢明だろう。

 不動産というのは、ピーク時とどん底では1000万円以上の差がつくのはザラだ。
 
 やがてくる下落に備えてじっくりと頭金をためておけば、崩壊時に驚くほど安い価格で手に入れられるかもしれないのだから、決して焦る必要はない。
 
※マネーポスト2011年1月号

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン