共著『うさぎとマツコの往復書簡』(1260円、毎日新聞社)も好評な、作家の中村うさぎさん(52)と女装家のマツコ・デラックスさん(38)が、本音をぶつけ合いながら、“いくつになってもきれいな女”を斬る! ふたりの話題は、女性の閉経について。
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日本産科婦人科学会によると日本の女性が閉経を迎える平均年齢は50~51才。
うさぎ:「以前『女性セブン』の特集で閉経したら女じゃなくなるのかっていうテーマをやってたのよ。リアルってそういうこと。つまり、本当にその世代になると美魔女なんて全然リアルじゃないわけ。それはさ、私だって、これだけ整形して、それは52には見えないかもしれないよ、若づくりしてさ。それと老いの問題とは全然別。
私が日々実感してる老いの問題は、こんな外見で、顔の皮を引っ張り上げたって、解決するようなことじゃないからね。つまり老いの問題ってそこだと思うんだよ」
マツコ:「アンタは閉経したとき、妊娠したと思ったんでしょ。最近の女は、体の実年齢と自分で考えている年齢にギャップがあるのよ」
うさぎ:「本当に生理がこなくて妊娠したと思ったんだもん。あり得ないじゃん? そんな50才手前の女がさ、いくらセックスしてたとはいえ、生理がこないことを妊娠してたと勘違いするなんて。そのくらい自分の実年齢というものに対する認識が甘かったんだと思うのね、私。
もちろん、冷静に考えれば、まあ、閉経しておかしくない年齢だし、ああ、そうなのかとは思ったけど、あっ、そうか、閉経かみたいな。忘れてたっていうか。まあまあ、そういわれればそうだわみたいな感じがあった」
※女性セブン2011年1月6・13日号