年の瀬も押し迫ったある日の夕刻―。カップルで賑わう東京・六本木を彩るクリスマス・イルミネーションの中に、ダルビッシュ有(24)と離婚騒動の渦中にある紗栄子(24)の姿があった。ベビーカーには、フードをかぶった“チビダルくん”こと、2歳の長男も一緒だ。スーパーの食品売り場を一回りしながら、時折、子供の目線まで屈んで話しかける若き母親の表情は心なしか淋しげだった。周知の通り、この夫婦は離婚協議の真っ最中。
「誕生後間もない次男が12月上旬に東京で持病の手術を受けるために、紗栄子は実家がある宮崎から六本木ヒルズの自宅に戻っていた。しかし、東京でトレーニングをするダルは家には戻らず、六本木の高級ホテルに滞在していたようだ」(日ハム担当記者)
離婚調停は遅々として進んでいないという。紗栄子の知人が明かす。
「両者の条件がかけ離れている。ダル側は慰謝料1億円と2人の子供が成人するまでの養育費月100万円を提示したが、紗栄子側は慰謝料なしで、養育費を月1000万円にしてほしいと主張していると聞きます。子供が成人するまで20年とすれば、ざっと合計額はダルの3億4000万円に対し、紗栄子は24億円ですから、話し合いが平行線となるのも当然です」
※週刊ポスト2011年1月21日号