ギャラランクが最高レベルとなる「1話300万円」を稼ぐ女優には、松嶋菜々子、鈴木京香、宮崎あおい、仲間由紀恵らがいるが、1話250万円クラスで、今もっとも「お買い得」と評判なのが深津絵里と上野樹里だ。広告代理店社員がいう。
「深津と上野の『潜在視聴率(タレントが出演した際に獲得できるとされる視聴率)』は10%超はある。深津は映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞しオファーが殺到している。これまで『のだめカンタービレ』『ラスト・フレンズ』(ともにフジテレビ系)とヒットを連発してきた上野は、今年の大河ドラマ『江』に主演していますし、まさに旬です」
一方、人気が凋落しているのが長澤まさみ。2008年の『ラスト・フレンズ』で上野はスターの座を確固たるものにしたが、長澤はこのドラマを最後にヒット作から縁がない。
「“シンデレラガール”といわれたのも今や昔。ギャラは高いままなのに、演技の評価はイマイチ。以前は12%ほどあった潜在視聴率も、今や一ケタ台まで落ち込む勢いだ。“地味でどこにいるのか分からない”というテレビマンもいるほどです」(キー局ディレクター)
※週刊ポスト2011年1月21日号