大桃美代子(45)と麻木久仁子(48)というふたりのインテリ美女を虜にした戦場ジャーナリスト・山路徹氏について、彼をよく知る人物がこう証言した。
「最初はカンボジア、その後サラエボに、ハンディカムを持って、たったひとりで乗り込んだそうです。そこでは、歩いている人はみんな標的とされる“スナイパー・ストリート”というのがあったんですが、彼は、20キロの防弾チョッキをつけて、命がけで撮影をしたんです。そんな武勇伝が、彼にはたくさんあります」
時にアツく、時に淡々と語られるその武勇伝には必ずこんな“オチ”がつくという。あるテレビ局関係者はこう話す。
「命がけで現場に行って、撮って帰ってきても、それがなかなかビジネスとして成立しない世界、ということを山路さんは切なげにいうんです。国の数だけ“正義”と“真実”があり、フレームに映っていない外側で何が起こっているのかを伝えたいのに、資金がなければそれもできないと悲しげ訴える。もちろんそれは事実ですよ。社長とはいえ、年収は200万円だって公言していましたしね。死の危険と隣り合わせの戦場を歩いてきた山路氏が弱みを見せるんですよ。そんなギャップを目のあたりにしたら女性ばかりか、男だって引き込まれます」
しかし実際の山路氏の生活は、金欠とはほど遠いものだった。自宅は都内にある43階建ての高層マンション。フィットネスジムが完備され、間取りは1~4LDKで1か月の賃料は26万~118万円ほど。有名人が多数住んでいることでも知られている。また乗っている車はベンツ、マセラッティ、BMW、などと高級外車の名前が報じられていた。
そしてこのほとんどが麻木の援助によるものだったことが会見で明らかになった。山路氏は麻木の個人事務所の代表取締役を務めており、自宅は事務所として借り、車も会社名義だったという。
※女性セブン2011年1月20・27日号