2010年の女子ゴルフ界も席巻したのが、ランキング上位30人中8人を占めた韓国勢。昨年12月3日に行われた、2011年のツアー出場権を得るためのクオリファイティングトーナメント(QT)では、2010年米女子ツアー賞金ランクで34位に食い込んだパク・ヒヨン(23)が首位、10位には韓国賞金女王のイ・ボミ(22)、13位には20歳のチェ・ヘヨンと美形の新鋭が入った。いずれも、韓国では“パルパル”と呼ばれるソウル五輪の88年生まれを中心とした世代である。
「パク・セリの活躍に触発された世代で、競争が非常に激しい。スポンサーをつけるためにはビジュアルも重要なので、親が娘に整形を勧め、勝てば勝つほど賞金で整形して美人になっていきます」(韓国人コーチのジェイ・ユーン氏)
そうはいうものの、実力のみならずビジュアルでも韓流パワーに圧倒されることには、日本人ファンとして複雑な気もする。
※週刊ポスト2011年1月21日号