空前の大不況に悩むテレビ業界。出演ギャラと視聴率を比較し“損か得か”を比較しながらキャスティングを行うテレビ界にあって、今もっとも「費用対効果」が高いといわれる売り出し中の女優が吉瀬美智子だという。ある在阪テレビ局スタッフがいう。
「ギャラは1話120万~150万円くらいなのですが、“数字を持ってる(=視聴率を取れる)”と評判です。テレ朝のドラマ『ハガネの女』も話題になりましたしね。彼女と共演した玉木宏さんでさえ“吉瀬さん、いいわ~”とメロメロになってしまったぐらいで、現場でも大人気でした」
松下奈緒、黒木メイサ、吉高由里子もギャラは1話150万円前後ながら潜在視聴率は10%近くあり、「お得」な女優として評判だ。
「『ゲゲゲの女房』でブレイクした松下は、ギャラがガンガン高騰している。次にヒット作が出れば一躍トップ女優になるでしょうが、そうでなければ一転“使いづらい女優”になってしまう危険性もある。黒木メイサは、映画『SPACE BATTLESHIPヤマト』の現場でキムタクに気に入られるなど、意外と気むずかしい大物にウケがいいらしい。吉高由里子は『トリスハイボール』のCMに出演以降、中高年男性からの支持がうなぎ登りです」(広告代理店社員)
※週刊ポスト2011年1月21日号