栄枯盛衰の激しい芸能界。引く手あまたのタレントがいる一方で、ギャラを下げても「買い手」がつかないタレントも少なくない。軒並み苦戦しているのが、かつては重宝された「高学歴タレント」だ。横浜国立大学卒の眞鍋かをりも、前所属事務所とのトラブルがあって「いくら出演ギャラを下げても難しい」(広告代理店社員)という。キー局プロデューサーがいう。
「どの局も広告収入が激減しているので、スキャンダルなどがあった女優やタレントは、極力使いたくないというのが本音。たとえば、沢尻エリカがドラマ出演となれば話題性は十分だし、ギャラも150万円前後と見られている。しかし、何をしでかすか分からない“トラブルメーカー”は、スポンサーにウケが悪い」
確かに「使えるタレント」として名前があがったのは、いずれも“優等生”のイメージが強い女性ばかり。女優の格付けも、今という時代を象徴しているようだ。
※週刊ポスト2011年1月21日号