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森永卓郎氏 AKBの3チームの「毎日公演」システムを絶賛

 年末年始、テレビでその姿を見ない日はなかったほどの人気を誇るAKB48。しかし、出演番組によって人数は48人より少なかったり、多かったりもするような…。このグループの構造は一体どうなっているのか? 経済アナリストであり、秋葉原をこよなく愛する森永卓郎氏がやさしく解説する。

 * * *
 まず、押さえておきたいのは、彼女たちは基本的に「A」「K」「B」という3つのチームに分かれ、メンバーが16人ずつ所属しているということ。この3チームが活動の基本単位であり、劇場公演はこれらのチーム単位で行なわれている。

 テレビ番組でも「チームAの××です」などとメンバーが自己紹介をしているが、彼女たちにとって、言ってみればこの所属チームが「本籍」とも言える。

 私は、これは非常によく考えられている仕組みだと思う。48人を3つのチームに分けることによって、「毎日公演する」ということを実現しやすくなるし、出演しないメンバーが劇場以外でのプロモーションなどの活動ができる。

 専用劇場は、ステージと客席の距離が非常に近く、コアなファンを獲得し、満足させるために重要なものとなっている。ローテーションするシステムがあることによって、彼女たちはグループの根幹を支える劇場公演を継続しながら、露出を増やしていくことができるのだ。

※SAPIO2011年1月26日号

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