42篇の詩を収録した処女詩集『くじけないで』(飛鳥新社)が90万部を超える異例のベストセラーとなっているのは、御年99才の柴田トヨさん。トヨさんが夫に先立たれて初めて詩を綴ったのは90才のときだった。
葬儀費用としてためていたお金で詩集を自費出版したのが98才のとき。「時の人」となったトヨさんはいう。
「99年生きてきて、去年は最良の年だったわね。枯れ木に大輪の花が咲きました。詩集ができてから、テレビ、新聞、雑誌に私のことが出て、恥ずかしいやら嬉しいやら。伜が対応してくれ、なんとかやってこられましたけど、正直疲れました。でも、皆様のおかげで元気をいただきました」
※女性セブン2011年1月20・27日号