このところ頻繁に耳にするのが、「ゲイ」「女装家」「ニューハーフ」などといったい言葉。とはいえ、これらの細かい違いを正確に把握している人は少ないだろう。ここではひとまず「ゲイ」という言葉にスポットを当て、「ゲイ」がどんな人を表す言葉なのかを勉強してみよう。
ゲイのための総合情報サイト「g-lad xx」を運営する後藤純一さんはこう説明する。
「男性として男性を好きなのがゲイ。男らしさを求めることが多く、体育会系のがっちりした体つき、短髪が昔からずっと鉄板でモテます」
逆にゲイで女装や、おネエ(言葉遣いや仕草が女性らしいゲイの総称)すぎる人はモテにくいとか。また、最近はゆるくてぽっちゃりした“ゆるぽ”体形もブーム。ドラァグクイーンのエスムラルダさんはこう話す。
「鍛える人は自分にも他人にも厳しそうだけど、ゆるぽは包容力があって癒されそう…
とか思うんでしょうね。でも、見た目の印象なんてあてにならないのよ! 自分にしか甘くないゆるぽだってたくさんいるの。騙されちゃダメ!(笑い)」
またゲイ全員がおネエ言葉を使うわけではない。再びエスムラルダさんの解説。
「最近は特に、やわらかめな男言葉を話す子が多いわね。おネエ言葉を使うのは、生まれつき血中おネエ濃度が高い人(笑い)とか営業用とか。あと、普段会社で男ぶってる人が、2丁目では反動でおネエを炸裂させたり、仕事でおネエを使っている2丁目のバーのママが、プライベートで男っぽかったりすることもよくある。女性と話すときにおネエ言葉を使う人が多いのは、話しやすく、盛り上がりやすいからじゃないかしら」
※女性セブン2011年1月20・27日号