今年になって、長嶋茂雄・一茂父子の亀裂が決定的であることを窺わせる出来事が発覚した。2005年から昨年まで毎年1月に行なわれていた野球教室『長嶋茂雄ドリームプロジェクト』が“中止”となったのである。
「一茂氏が統括ディレクターとして仕切っているこのイベントにはミスターも参加していた。その唯一といえる父子の公の場での接点がなくなったのは、非常に意味深ですね」(スポーツジャーナリスト)
ミスターが順調な回復を見せている今、一茂氏が一つの役割を終えたという見方もある。
「ミスターはリハビリの末、現在では十分会話もできるようになった。年末には東尾修氏の野球殿堂入りパーティに駆けつけるなど、積極的に表舞台に姿を現わし、健在ぶりをアピールしている。ミスターの代弁者としての一茂氏の役目は終わったということでしょうね」(長嶋家に近い人物)
※週刊ポスト2011年1月28日号