「どうも、裁判でお騒がせしてます眞鍋です!」――才色兼備のタレントの“自虐ネタ”に200人の参加者でふくれあがった会場はドッと沸いた。
昨年末、東京・渋谷の大型レストランを貸し切って開催されたフジテレビの情報番組『とくダネ!』の忘年会。司会者・小倉智昭の号令のもと開催されたこの会で、一番注目を浴びたのが、レギュラーコメンテーターの眞鍋かをり(30)だった。
2009年12月、前所属事務所「アヴィラ」を相手に契約解除を求めて東京地裁に訴訟を起こした眞鍋だが、事務所側も眞鍋が専属契約を解除したとして損害賠償1億円の逆提訴。出口の見えないドロ沼の法廷バトルが続いている眞鍋だが、この日はそんなことなど忘れたかのように明るく振る舞っていた。
宴の佳境で始まったビンゴゲームで見事当選した眞鍋。勢いよく「ビンゴ!」と叫んでマイクを向けられ、冒頭の発言で笑いをとったまではよかったが、その直後から雰囲気が一変した。
「わ、私のことで、皆さんにご迷惑をおかけしてしまって……。もう私……」といったきり、肩を震わせながらいきなりぽろぽろと涙をこぼしてしまったのである。
その場に居合わせた『とくダネ!』関係者がいう。
「それまでワイワイと明るい雰囲気だった会場が一転、水を打ったように一気に静まりかえってしまいました。いつもは気丈に振る舞っている眞鍋さんだが、そうとう参っているようです。
よく見ると、頬はこけ、健康的だった足は細くガリガリになっている。裁判のゴタゴタだけならまだいいが、テレビ局やスポンサーはトラブルを敬遠するため、とにかく仕事がない。八方ふさがりの中、貴重なレギュラーが『とくダネ!』なんです。“ホーム”ともいえる番組のスタッフの前で、つい“素の姿”がでてしまったんじゃないですか」
※週刊ポスト2011年1月28日号