最近、スーパーの買い物で、“家計のお助け野菜”のもやしから“物価の優等生”の卵まで、軒並み値上がりしているのに驚いた人も多いのでは。まだまだ続くといわれているこの値上げラッシュ。しっかり対策を講じる必要がありそうだ。
節約アドバイザーの丸山晴美さんが注目するのはお米。野菜や果物が軒並み値上がりするなか、米はなんと前年比15%も安くなっている。
「収穫量は前年並ですが、お米の需要が年々下がっています。長期的に見ても、値下がりすることが予想されます。パンの原料の小麦が値上がりしていますから、お米のお得感が高くなるでしょう。いま流行中の、米でパンがつくれるホームベーカリー『GOPAN』(三洋電機)を使うのもアリ。一斤あたりの材料費は約150円ですから」(丸山さん)
GOPANは昨秋の発売時に注文が殺到したため、いまは予約もできない状況だが、4月からまた予約できるようになるという。
野菜や果物が1シーズンを通して価格が高止まりしそうだったら、思い切って季節分まとめ買いするのもありだという。
「私は今シーズン、玉ねぎとじゃがいもを10kgずつインターネット通販で箱買いしました。玉ねぎやじゃがいもは日が当たらず涼しい場所に置いておけば日持ちします。私は昨年11月ごろ買いましたが、春先まで持つはずです。玉ねぎ1800円、じゃがいも2200円で買ったので、細々買うより計3000円ほど得してますね」(丸山さん)
箱買いする際は、不揃いやキズものを狙うとさらに安くなる。果物をよく食べる家庭はみかんやりんごなどの箱買いもおすすめだ。
※女性セブン2011年2月3日号