「読者モデル」の歴史は、古くは花田美恵子さんにさかのぼり、一般的に注目され始めたのは、叶姉妹の衝撃的なメジャーデビューあたりから。進化し続けて、いまや「読モ」の称号は、みんなの憧れの的。
そもそも読モとは、赤文字雑誌(『CanCam』や『ViVi』)やギャル誌から、主婦向け雑誌にいたるファッション誌に登場する素人モデルで、学生や他に仕事を持っている読者のこと。
「プロのモデルとは違い、小柄だったり、スタイルが普通でも、読者にとっては、スリムな八頭身モデルよりずっと身近な存在で、リアルな着こなしはお手本にしやすいから、読モの特集は評判がよく、てっぱんネタなんです。プロのモデルに比べたら読モの報酬はずっと安く、1日2000~5000円程度が相場ですから、雑誌側にとってもメリットが大きいんです」(ファッション誌関係者)
読モはモデル事務所やプロダクションには所属せず、あくまで立ち位置は一般人。だが、雑誌に実名で顔写真を掲載し、ブログに日常を綴って流行を発信する彼女たちは、ほとんどタレント同然とあって、必然的に芸能界との接点も多くなる。それもあり、その後木村カエラや小森純のように華々しくデビューする例も多いのだ。
※女性セブン2011年2月3日号