太平洋赤道付近の海水温が下がる「ラニーニャ現象」によって、日本中が厳しい寒さに見舞われている。
しばらく居座わるという記録的な大寒波だが、それを乗り切る温かグッズも記録的な売り上げを見せている。流行りものウォッチャー・樫原叔子さんはいう。
「今年はエアコンやヒーターのような暖房器具よりも、身の回りや体の中から温める商品が特に人気です。エコ志向と節約志向で暖房だけに頼りたくないという思いがあるのではないでしょうか」
そんな樫原さんが特に注目するのが、袖付きの毛布というか“着る毛布”『NuKME ヌックミィ』や部屋履きブーツ『羽毛入りポカポカ室内ブーツ』といった室内でも完全防寒できるもの。両商品とも前年より倍近く売れているという。
また、体を内側から温める効果があるとして人気があるのがしょうがを使った食品。「3年ぐらい前からメーカーがしょうが関連の商品を出すようになりました。小雪さんが、テレビでしょうが紅茶を飲んでダイエットしていると紹介した影響もあるでしょうね」(前出・樫原さん)。
そんなしょうがを使った商品で人気を呼んでいるのが、『麻布紅茶 ジンジャーティーバッグ』だ。
「去年の冬は3万パック売れたんですが、今年はその5倍の15万パック売れる見込みです。紅茶にも体を温める効果があり、そこにしょうがを刻んだものがはいっています。“非常に飲みやすい”と評価をいただいております」(販売元の麻布タカノ代表取締役・鷹野孝雄氏)
※女性セブン2011年2月3日号