日本では、かつてのヒーローの名を使った善意の輪が広がるなか、世界に目を向けると韓国、オーストラリア、アメリカで唖然呆然のニュースが…。ここでは「数字」をベースにみてみよう。
【韓国 口蹄疫で140万頭が殺処分】
韓国の農林水産食品省によると、昨年1月に口蹄疫が発生し、約5万頭を殺処分して清浄国に復帰したが、同年11月に再発。感染は全国的に拡大し、牛約11万頭、豚約129万頭(1月11日時点)が殺処分となった。昨年5月、11万4000頭が殺処分の対象となり、非常事態宣言をした宮崎県でのウイルスとほぼ同型とみられ、拡大が懸念されている。
【オーストラリア 洪水被害は4100億円超え】
クイーンズランド州の内陸部で発生した鉄砲水などによる水没被害は、フランスとドイツの国土の合計を上回る広さに拡大し、25人が死亡、61人が行方不明に(1月13日時点)。州都ブリスベーンでは住宅など3万棟以上が浸水し、穀物畑も水浸しになり、経済的にも深刻な影響が。
【アメリカ 200万匹の魚が…】
メリーランド州のチェサピーク湾で、200万匹の魚が死んでいるのが見つかった。州環境局は急激な水温の低下などが原因だとの見方を示した。ほとんどは、スポットと呼ばれるニベ科の魚の幼魚だった。ほかにも鳥や魚の大量死は世界各地で相次いでおり、ヨーロッパやブラジル、アジアでも発見されている。
※女性セブン2011年2月3日号