ライフ

日本の肝臓病の約9割はウイルス性肝炎 飲酒しない人も注意

 年末年始の暴飲暴食によってフル稼働を続けた肝臓、少々お疲れ気味では?

 肝臓は、1.2~1.5kgもある体内で最大の臓器。食事によって得られる糖質、脂質、たんぱく質といった栄養素の代謝、アルコールや薬物などの解毒、食物中の脂肪を消化する胆汁を作り肝臓の老廃物とともに排泄など、その働きは500以上もある。

 食べすぎ、飲みすぎ、運動不足などが原因で脂肪によって肝細胞が破壊される脂肪肝。肥満の人の約半数が脂肪肝といわれ、ダイエットが改善につながることも。一方で飲酒しなくても慢性肝炎や肝硬変に進行する可能性があるNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)患者も約70万~80万人いるので注意が必要。

 だが、日本の肝臓病の約9割はウイルス性肝炎で、自覚症状がないため感染に気づいていない人も多い。サプリメントの過剰摂取などによる薬剤性肝炎などもある。飲酒しないから大丈夫、というわけではないのだ。

 肝臓は、以下のような順序で気づかないうちに少しずつ破壊されていく。

■第1段階:「慢性肝炎」
肝細胞の破壊と炎症が進み、修復が追いつかない

■第2段階:「肝硬変」
慢性肝炎が進行し、肝臓が硬く小さくなる

■第3段階:「肝がん」
肝硬変になると肝がんを合併しやすくなる

※女性セブン2011年2月3日号

関連記事

トピックス

不倫報道のあった永野芽郁
《お泊まり報道の現場》永野芽郁が共演男性2人を招いた「4億円マンション」と田中圭とキム・ムジョン「来訪時にいた母親」との時間
NEWSポストセブン
父親として愛する家族のために奮闘した大谷翔平(写真/Getty Images)
【出産休暇「わずか2日」のメジャー流計画出産】大谷翔平、育児や産後の生活は“義母頼み”となるジレンマ 長女の足の写真公開に「彼は変わった」と驚きの声
女性セブン
不倫を報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁との手繋ぎツーショットが話題》田中圭の「酒癖」に心配の声、二日酔いで現場入り…会員制バーで芸能人とディープキス騒動の過去
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された愛子さま(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会で初着物》愛子さま、母・雅子さまの園遊会デビュー時を思わせる水色の着物姿で可憐な着こなしを披露
NEWSポストセブン
田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン