テレビや雑誌などにもたびたび登場して人気の深田恭子(28)の愛犬『メロンパンナちゃん(♀)』と、ほしのあき(33)の愛犬『あずきちゃん(♀)』の名を勝手に利用する詐欺的な業者が増えていて、被害者からの相談が後を絶たないという。
実はこのふたりの愛犬、母親こそ違うが、父親が一緒の“きょうだい”なのだ。父親はかわいくて健康な子犬を世に出してきた人気の種牡犬で、NEWSの手越祐也(23)や木下優樹菜(23)らの愛犬も、この父親の子供だという。
ペットショップAはこの父親犬のブリーダーと専属契約をしており、メロンちゃんやあずきちゃんの“きょうだい犬”は、この店でしか買うことができない。ところが2匹の人気を逆手に取った悪徳業者が、縁もゆかりもないティーカッププードルをメロンちゃんやあずきちゃんの“きょうだい犬”と偽って、高額な値段で販売しているというのだ。AのスタッフであるBさんが語ってくれた。
「最初に問い合わせがきたのは、2009年の年末だったと思います。お客さまから“Pというお店からきょうだいだといわれて買ったんですけど…”というお話をいただいたんです。それでブリーダーさんにも連絡して“Pというお店に卸していますか?”って話したら“なんですか、それ?”という話になって…」
そこでBさんがブリーダーと一緒に、客のふりをしてPに事実確認の電話をしたところ、「きょうだい犬を販売している」と堂々と答えたという。
ペットショップによっては、10万円台から購入可能なトイプードルだが、さらにふたりを驚かせたのは、あまりに高額な値段だった。
「“おいくらですか?”って聞いたら“まあ、犬にもよりますけど、だいたい200万円くらいですかね”って。ウチでの値段は60万円から90万円、それでも高額だと思います。ただ、それは獣医師3人に診ていただいているほか、しつけを含めたすべてのケアに万全を期しているからです。
それにブリーダーさんも“いい子”をつくるために、頭数を増やさず、数を絞って産ませているんです。だから値段は正当なものだと思っています。それでも100万円には届かないようにしているんです。なのにその倍以上の値段で平然と売っているんですから驚きますよね…。 これまで聞いたなかでは、230万円というのがいちばん高額でしたね…」(前出・Bさん)
以来、いま現在もAには飼い主からの問い合わせや相談が月に1~2件の割合で続き、すでに数十件に上っているという。
※女性セブン2011年2月10日号