幸福の科学の大川隆法総裁ときょう子夫人のトラブルの余波が続いている。大川総裁と二人三脚で教団を支えてきた彼女が、「生ける悪霊」呼ばわりされ「悪妻封印祈願」までされたと報じられたのは昨年末のこと。
離婚協議が行なわれているとの情報について教団側に問い合わせると、「夫婦であっても師弟関係にあるきょう子氏に対して、現在も信仰面に関する指導を行なっているため、離婚協議についてはコメントを差し控えさせていただきます」(広報局)と明言は避けつつも、夫婦間のトラブルは否定はしなかった。一方、きょう子夫人の失脚と入れ替わるようにして、教団内では「新女王」が台頭してきた。
法名を「転法輪蘭」という。副理事長という要職にあり、昨年12月、大川総裁自身への信仰である「エル・カンターレ信仰伝道局」担当に抜擢された。
「サラサラストレートのロングヘアで、伊藤かずえ似の美人。30代と聞いています」(関係者)
最近になって信者の前に姿を現わす機会が増えたという彼女。1月14日には名古屋で開かれた交流会に登場。会場は女性ばかり300人ほどの信者で膨れあがったという。参加者の話。
「みんな、『今日は蘭先生がいらっしゃるんだって』と浮き足立っていて、登場すると拍手喝采でした」。教団関係者は「彼女は大川総裁の信頼が厚く、特別な存在」と語るが、広報局は「適材適所で柔軟に登用されるため、20~30代の幹部や法名を与えられている者も男女とも多く、当人が特別な訳ではありません」としている。
教団の女性勢力図に大変動が起きているようだ。
※週刊ポスト2011年2月4日号