初回21.7%、第2回22.1%と、上々のスタートを切ったNHK大河ドラマ『江 姫たちの戦国』。ヒロイン・お江役は上野樹里(24)、脇を固めるのは大竹しのぶ(53)、鈴木保奈美(44)、宮沢りえ(37)と“主役級”が名を連ねているが、今のところ出演者たちは和気藹々とか。「キャスティングの妙のおかげ」と語るのは、あるNHK職員だ。
「今回、(かなり天然キャラな)“上野対策”のために、上野さんと共演経験のある役者を多く入れたんです。大竹しのぶさんに水川あさみさん、岸谷五朗さんもそうですね。彼女の天然っぷりを知っている人なら、イチイチ目くじら立てる心配もありませんから。大竹さんとは同じ天然同士で気が合うみたい(笑)」
どんなに天然、天然といわれようと上野の演技力とプロ意識には定評がある。最近は、収録の合間に「馬に友だちのように話しかけていた」(前出・スタッフ)姿が目撃されるなど、役作りには余念がない。
天真爛漫なお江の活躍は、毎週日曜の楽しみとなりそうだ。
※週刊ポスト2011年2月4日号